こんにちは、ヤタです。
最近ビジネス書がおもしろくて、難しい本はまだ無理だけどぼちぼち読んでいるところです。
幸い脳みその空き容量はたくさんあるので、有益な情報をどんどん仕入れています!
今日はブログを始めてから、マーケティングの基礎を知るのにおすすめとされている一冊を紹介します。
この本に書いてあること
本の内容は、一言でいうと「商品」ではなくあなたから買いたいと思われるような「価値」を作りましょう、というもの。
「売れる商品」はない。
「売れる売り方」があるだけです。
安売りするな!「価値」を売れ!より引用
こういうことですね。
昔は人々をマス(かたまり)として見ていても、大量に情報を流していれば商品は売れました。
でも今はSNSの普及によって、マス(かたまり)ではなくみんなが意志を持った「個」になったんです。
「30代女性をターゲットに」、なんて売り方では商品は売れない時代になっちゃったということです。
じゃあ、みんなに商品を買ってもらうためにはどうしたらいいか。
自分の「価値」を作り上げること。
独自の「価値」を作り出し、それを伝えることが大切です。
そのために大切なことが5つあるので説明しますね、という内容です。
どんな人に読んでもらいたいか
5つのポイントをみてもらう前に、ちょっとだけ。
この本をどんな人に読んでもらいたいかについて話しますね。
マーケティングの本なんだからサラリーマンに決まってんだろ、と思われる人。
間違いないです。
普段モノやサービスを売る仕事をされている方は、こんなことくらい常識だよと思われるかもしれません。
私は主婦です。
主婦がマーケティングなんて知ってどうするのさ、と思われるかもしれません。
でも知りたくなったんです。
世の中にたくさんのものやサービスが溢れているのに売れる店、そうじゃない店があることの仕組み。
ブログで収益をたくさん出している人とそうでない人の違い。
ビジネス書を読み始めてから、私の半径2mの世界は少しだけ広がりました。
新しい価値観や、世界観に触れて、私の世界も広がったんです。
これってすごいことだと思います。
本一冊読むだけで、新しい世界が手に入るってすごい。
だから私は主婦の人にもこの本を読んでもらいたいんです。
視野は狭いより広い方が、危険も察知できるしチャンスもよく見える。
だからおすすめしたいんです。
5つのポイント
ちょっと脱線しちゃったけれど、続きです。
自分独自の「価値」を作り出すために大切な5つのポイントの話でしたよね。
- 関係性
- 個
- 好き
- 編集
- 逸脱
ひとつづつ見ていきましょう。
1.関係性
価値を作り出すためにまずは人との関係性を築くことが大切です。
私たちはなにか物を買ったり、サービスを受けたりするとき、全く知らない人からよりも何かしらの関係がある人からの方が安心して買ったり、サービスを受けたりしやすいですよね。
だからその関係性を作りましょうという話。
友達であっても、自分がなにか買ってもらいたいときだけ連絡してこられたらどんな気分になりますか?
その人から買ってあげようという気になれないと思います。
そうならないように、普段からSNSなど利用して関係性を築いておきましょうということです。
ただし、一方的に毎日毎日DMのように押し付けるのはNGです。
共感してもらえたり、好感を持ってもらえる関係が大切なんです。
本の中では「ゆるやかな関係性」と説明されています。
2.個
今の世の中、「いい商品」や「いいサービス」はもう「価値」にはなりえません。
なぜなら代わりの「商品」や「サービス」がいくらでもあるからです。
そのはいて捨てるほどある選択肢の中から自分の提供する商品なりサービスなりを選んでもらおうと思ったら、自分だけの「個性」が必要になります。
好き
好きを突きつめることが結果的に「個」に繋がります。
なんでも初めは「好き」から始まるし、好きを楽しんでいる人の周りには自然と人が集まります。
その好きを仕事と組み合わせてみましょう。
それがあなた独自の「個」になるかもしれません。
なんなら詳しくなくても好きならOK!好きを発信し続けることが「個」に繋がるんだよというお話。
4.編集
編集というのは、自分の中にすでに持っているものを組み合わせてどう魅力的にみせるかという作業です。
どんな価値のある商品も、
どんな価値のあるサービスも、
どんな価値のあるお店も、
その価値が伝わらなかったら、
それはお客さまにとって「存在しない」ということ。
安売りするな!「価値」を売れ!より引用
この例えとして、ホームセンターの研磨剤の話が出てきます。
鹿児島のあるホームセンターで「アクリル研磨剤」という商品を取り扱っていたそうです。
売り上げは年間60本がせいぜい。
この商品をどうしたかというと、まずこんなPOPをつけました。
「バイク屋さんには売ってませんヨ!」
そして、使い古された古フェイスのヘルメットを置いて、その曇ったアクリルのシールドを半分だけ磨いてピカピカにしたものを一緒に展示したそうです。
「アクリル研磨剤」を使うとこんなにきれいになりますよ、とお客さんにみせたんですね。
これだけで、売り上げが年間1000本以上になったそうです。
今自分が持っている価値を、持っていると伝えるだけで売り上げアップにつながるんです。
お客さんに知ってもらうことの大切さがわかるエピソードでした。
自分の中にあるものを編集して魅せる!
4つ目のポイントです。
5.逸脱
新たな価値を生み出すためには、常識に流されて考えてはいけないということです。
枠にはまらない思考、
常識に縛られない行動、
自動的に考えない習慣、
この3つができたら圧倒的になります。
安売りするな!「価値」を売れ!より引用
ここでも逸脱についてわかりやすいエピソードが書いてあったので紹介します。
みなさん加熱式たばこの「アイコス」ってご存知ですか?
あの商品を開発した会社は紙巻たばこのトップメーカーであるフィリップ・モリス・インターナショナルという会社です。
一見、紙巻きたばこの会社が過熱式たばこをつくるなんて矛盾していますよね。
紙巻たばこの存在を脅かすほどシェアを伸ばしている加熱式たばこを自ら開発して販売するって、自分で自分の首を絞めることにならないの?と心配になりました。
でも、これこそが逸脱で新たな価値を生み出した成功例なんです。
常識では考えられない商品を開発することで、縮小することがわかっている業界で新たな一手を打ったんです。
安売りするな!「価値」を売れ!のまとめ
質のいい商品やサービスは「価値」にならない。
だから「あなたから買いたい!」と選ばれる人になるために自分の「価値」を身につけましょうという一冊でした。
そのために必要なポイントは5つ
- 関係性
- 個
- 好き
- 編集
- 逸脱
これらをもとに自分だけの「価値」を作り上げることができたら、「あなたから買いたい!」と思ってもらえる人になれるはず!
私も世界が広がりました。
少しでも誰かのお役に立てればうれしいです。
それではまた。